あがり湯でからだをサッと流したあと、そろそろと足を踏み入れると…そこに広がるのは 予想を裏切る迫力の大空間。まず目に入るのは大浴槽の美しい湯面。 硫黄泉のほどよい色と香りの湯がたっぷりと湛えられています。 それを取り囲むように建つ東屋、白い湯気の向こうの滝のようになだれ落ちるお湯に、日常から遠くはなれた「旅」を実感。 どこから浸かろうか、お楽しみの湯めぐりの前に、ひとまずこの大浴槽に身をゆだねましょう。
霧島温泉郷は大小8つの温泉があり、その一つ硫黄谷温泉は現在、当館のみに引かれています。 当館の泉源は14、湯量は1日1,400万リットルもあり、それをそのまま湯船に注いでいます。 山懐から大切に引いてきた霧島のめぐみを、贅沢な源泉かけ流しでお楽しみください。
湯上りしっとりの美白の湯は白濁の「硫黄泉」。 つるつるした肌触りは翌朝も続きます。 他にも「不老の湯」「子宝の湯」など、いろいろな効能が楽しめる風呂が女性専用ゾーンにはあります!
霧島に来たら、やっぱりあの白いお湯を楽しみたい…でも、明礬の滑らかな湯ざわりも捨てがたい! 14もの泉源から引く当館のお湯は4種類。この硫黄谷庭園大浴場の醍醐味はここにあります。 敏感肌の赤ちゃんから、柔肌の女性まで、どなたにも気持ちよく楽しんでいただけます。
大浴槽の底は、中央付近に向かってなだらかに深くなっています。 立ったまま肩まで浸かれる温泉は、これもまた異体験。 ただし、お子様は保護者の方と一緒のご入浴となります。
日本で初めて新婚旅行をしたと言われる坂本龍馬とその妻おりょう。 寺田屋事件で負った傷を癒しに、小松帯刀邸や霧島を訪ねました。
硫黄谷温泉は彼らが浸かったお湯のひとつ。由緒ある名湯に浸かりながら、幕末の日本に思いをめぐらすのも一興です。館内には龍馬に関する資料も展示してあります。